個人情報漏えい等の事案について
2025-11-01
お知らせ
個人情報漏えい等の事案について
この度、独立行政法人労働者健康安全機構愛媛労災病院におきまして、個人情報漏えい事案が発生いたしました。
患者様やご家族、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけすることになりましたことを深くお詫び申し上げます。
今回の事態を重く受け止め、今後、再発防止に向け、より一層の個人情報管理を徹底してまいります。
1.事案の概要
8/19 医師が患者様Aの外来診察時、患者様Aと患者様Bの検査詳細情報が重なっていることに気付かず、
患者様Aの検査詳細情報を見ながら説明した後、患者様Bの検査詳細情報を患者様Aの検査記録手帳に記載し、
患者様Aの検査詳細情報と一緒に患者様Bの検査詳細情報も手渡してしまいました。
患者様Aは自宅に帰り、検査記録手帳に記載された検査結果が、前回の結果より良くなっていることに気付き、
検査詳細結果を確認したところ、自分(患者様A)の検査詳細結果とは別に患者様Bの検査詳細結果があることに
気付きました。
8/20 患者様Aが外来受付に来られて申出があったことで、個人情報漏えいが発覚しました。
患者様Bの検査詳細結果は患者様Aが来院した際に速やかに回収しているため、更なる漏えいの可能性は
ございません。
なお、漏えいの対象となった患者様B及び誤ってお渡ししてしまった患者様Aには、既にお詫びをさせて
いただいたところです。
2.漏えいした個人情報の内容
個人情報の内容 (検査詳細情報)
 個人情報の記録項目 
 ・患者様Bの検査詳細情報に記載された患者様Bに係る情報 
 (患者氏名・患者生年月日・患者年齢・性別・患者ID・受診科・検査日・検査結果) 
 ・患者様Bの検査詳細情報に記載された職員に係る情報 
 (依頼医師氏名)
3.原因 
 ①医師が、次に診察する患者様A以外の検査詳細情報を事前に印刷した。
 ②次に診察室に案内する患者様は、看護師が医師の棚に予約票を置くルールになっているが、
  看護師が予約票を置いていない患者様を医師が呼び出そうとルールアウトした。
 ③医師は、検査詳細情報(同項目)が2枚あることに気づいておらず、氏名の確認をせず
  検査結果説明や検査記録手帳への転記を行った。 
 ④医師は、患者様に検査詳細情報を手渡す際、患者様と共に書類の氏名を確認する手順を
  遵守しなかった。
4.再発防止策 
 3①への対策 
  ・次に呼び込む患者様の情報(外来基本伝票)が棚に置かれてからカルテを開け、
   検査結果を印刷する。印刷時は氏名を照合する。 
 3②への対策 
  ・患者様の呼び込みのルールを再度外来内で共通認識し、ルールアウトを行わない。 
 3③への対策 
  ・患者様を診察室に呼び込んだ時は、患者様にフルネームと生年月日を名乗ってもらい、
   電子カルテ画面及び出力した書類の氏名が正しいことを患者様と共に確認する。 
 3④への対策 
  ・書類を患者様に渡す際、必ず、患者様と共に書類の氏名を確認後渡すルールを再指導した。
   
上記の対策については、医療安全対策委員会並びに運営会議で関係職員全員に周知を行いました。